卓越した文章力、ショートなのにじっくり読める。 あらゆるジャンルが散りばめられたフルコースのような贅沢な一冊。 まずは一話目の一頁から衝撃的な表現だったが、それがまた著者の姿勢を表しているようだ。基礎

自分の作品をとても大切にしているのが伝わってくる。 描写は少なめ、設定も矛盾点があったりするものの、作品を大事に作り、丁寧に話を書いているのだと思う。作者が持つ作品への愛情か作者自身の性格か、とても文

主人公が良い感じにくたびれてきた、うすしおの三十路というのが良い。 説明文だけで、「おっこれは読んでみたいな」と思わせるような、一風変わったキャラクターと設定が魅力だ。 中身も読み応えがあり、かと言っ

よくある読者を置いてきぼりにした小説かと思いきや、読み手のことを考え、同じ速度で歩めるように練られた良い小説だった。 描写が不足している点も見受けられるが、それは愛嬌。 恋愛小説は柄では無いのであまり