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激情 ─虹のかなたへ─
マッシー@里見拓
2013/5/11 11:47
更新分まで読ませて頂きました。 中々本格的なボクシング小説ですね。 私はあらゆるプロスポーツの中でボクシングが一番好きです。 理由は、あらゆるプロスポーツの中で一敗の重みがもっとも重いのがボクシングだと思うからです。 この作品はその一敗の重みが良く出ていますね。 それは良い。 ただ、一敗が非常に重い意味を持つとしても、さすがに無敗で世界戦まで行ったボクサーがたった一度の敗戦でスターダムから消えてしまうわけはないので、恐らく世界挑戦失敗から現在に至るまでに復帰戦も含めていくつかの試合は行われているはずで、現在の境遇を考えると復帰後の戦績が芳しくなかったであろうことは想像がつくのですが、どのような相手とどのような試合をしてどのような負け方をしたか(勝ち方をしたか)くらいは書いておいて欲しいと思いました。 また肝心の世界戦の敗北も少し疑問が残ります。 19連続KO勝ちという点から主人公が比類なきハードパンチャーであるということはわかりますが、チャンピオンがどんなボクサーなのかがほとんどわからない。12回目の防衛戦+老獪、というところからイメージ出来るボクサー像はテクニックで相手を翻弄するベテランアウトボクサーということになりそうですが、このイメージと試合開始からたった二発のパンチで相手をマットに沈めてしまう豪快な倒しっぷりがちょっと重ならない。どちらかと言えば、勢いに乗って攻めまくる挑戦者(主人公)を冷静に捌きつつ、大振りになった相手のパンチに合わせたドンピシャのカウンターで仕留めるという倒し方のほうがしっくりきますね。 難癖つけてると思われるかも知れませんが、この世界戦は物語の起点であり、恐らく終点にも繋がって行く重要なポイントだと思うので、可能な限りディティールにこだわって書いて欲しいと思います。 (後半に続く)
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マッシー@里見拓
2013/5/11 11:49
(後半) それともう一つ難癖を付けさせて頂くと、19連続KO勝ちを続けているホープが「根拠の無い自信」ということはないでしょう。この19のKO勝ちの中には日本タイトル戦や東洋タイトル戦もあれば世界ランカーとの試合も有ったはずで、そうした強敵をKOで倒して来た自信というのは決して根拠の無いものではないと思いますよ。 勿論それらの試合を全て作中で描く必要は無いわけですが、重要な試合(日本タイトル・東洋タイトルを取った試合、初めての世界ランカーとの試合、等)は、書かれない部分として作者の頭の中で練り上げておく必要があるでしょう。そうすれば「根拠の無い自信」という部分はもう少し違った書き方になってく
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ぼんの
2013/5/11 12:12
マッシーさん、はじめまして。 ご丁寧なレビュー、誠に痛み入ります。 創作の糧とさせて頂きますm(_ _)m
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