恢影 空論

まずは、お疲れ様でした! レビュー初心者ですが、完結に添えて書かせて頂きます。 雨と少年少女の物語。 この作品の基盤になっているもの。それは『抗えない出来事』のような気がします。 災害、戦争、そして人の出会いと別れ。 読んでいて頭に流れる映像は、完全に3.11の津波と、残された一面瓦礫の光景でした。あの、全てを等しく奪い差っていった濁流が、確かに文章の中にあった、ような気がします。爆撃のシーンは太平洋戦争時の空襲でしょうか。焼夷弾のような描写も見られました。 どんなに予防線を張ったって災害は起こるし、どんなに国際化が進んでも人は争うのをやめない。そして、どんなに別れを惜しもうと、永遠に一緒にはいられない。人々は行く道の途中で誰かと出会い、共に歩き、共に語り、共に笑い合う。けれど、いずれは二人の道分岐し、それぞれの道を歩いていく。 しかし、この作品にあるのはそれ以上に『自分と誰かが繋がること』だと思います。 あっ! 書ききれないので、あとはコメントで……m(__)m
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どんなに強がっても、どんなに力があっても、一人だけで生きていけるものはそういない。まさしくそこなんですよね、この作品に込められているのって。いや、単に私が勝手にそう思っただけかもです(笑) 一人が無力なことを悟り、誰かと手を繋いで、一歩を踏み出す。自分のキモチがあれば、大丈夫。分岐した道を、別れを惜しみながら、笑顔で送り出す、歩き出す。 そしてラスト。ここには行弘の知らない物語があった気がします。再び地に落とされた彼女は何を思い、行動したのか。そういうのがあった上で行弘に会いに来たんだと思います。だから、あれは締めくくりというより、次の物語の始まりだと、私は勝手に考えました。 あと、文章の
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あΣ( ̄ロ ̄ ) すいませんコメントの方見ずにコメントしてしまいました(。>д<) 次の物語…… どんなものが待っているのか自分でも楽しみです。 けっこう確認したはずだったのですが、やはり誤字がありましたか……… 確かに描写力はこれからどんどん磨かなくてはいけません(^^; 少し急ぎ足だったため、説明も覚束ないところがありましたね…… おっしゃる通りです(-_-;)プロットも作成せずに行き当たりばったりな感じで執筆してました………今回あらかじめプロットを作成しておくことの大切さがわかった気がします。 いずれにせよ、大変参考になるレビュー、ありがとうございました!
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ありがとうございます! レビューまで書いていただいて嬉しいです(*´ω`*) しかもしっかり読んでくださってますね! おっしゃる通り、確かにこの物語には、抗えない、どうしようもない"壁"がいくつも出てきたかもしれませんねぇ…… それを取り巻く人々もまた、どうにも出来ない現実を抱えていました。 3.11の出来事はどうしても頭から離れませんでした。それだけ衝撃的なものだったし、同時に忘れてはならないものでもあったからです。 戦争も同じく。 我々日本人にとってはどちらも痛い記憶です。 題名に"追憶"とあるくらいですから、何かメッセージを盛り込めたら

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