夏月 海桜

国歌に合う話を私は知らない。が、本作はまさに国歌き見合う話。時代小説にする事で見事に話を作り上げた手腕に感心する。古典文学を良く知る著者だからこそ、の作品か。それも男女の情愛をさりげなく絡ませてくる所が更に良い。短いからこそ、仕上がる話なのか。選曲が国歌だからこそ、短く仕上がった話なのか。だが、男女の愛とは究極の所、こういうものなのかもしれない、と思わせる作品だった。
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あうー(>_<) こんな妄想爆発小説にまでレビューをありがとうございます。 国歌の歌詞を考えた時、最初に浮かんだのが何故か推古天皇×三輪逆のエピソードでした。 国歌の元歌が出来たのはこの時代の後になると思うんだけど、『君』を色んな人に当てはめると、とても味わい深い歌だなーと。 うみちゃんのレビューで、この短編の格も上がった感がします♪

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