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召喚したのは×××
右川天斗
2013/7/22 12:38
こんにちは。 完結&修正完了に伴いまして、僭越ながらレビューさせて頂きます。 本作は…… 『異世界エスキアリルを召喚された主人公が救う』 という、実に明確なストーリーです。 当初使用されていたパロネタを削除されましたが、それでいてストーリーに影響がない。 つまり、作品の構成そのものがきちんと行われていた。 今となっては完全にオリジナル作品として胸を張れる作品でしょう。 設定そのものは、もしかしたら多少他作品と重複する部分はあるかもしれません。 しかし、あくまでそれは一部。 独自設定の『ルールを定める力』や、それらを封じてしまう『呪い』など、見所が盛り沢山です。 なにより、シオンとの再開シーンこそ、本作において著者様のセンスが光った瞬間。 続編に期待せざるをえません。 一人称であり、比較的読みやすい仕様ですが、一ページあたりの文字数はやや多目。 展開もスピーディーではなく、作品そのものはじっくりと読むべきものに仕上がっています。 さて、ここからは私的な印象になりますが、全体的に一定のリズムで話が進み、文字数も相まってやや疲れてしまう印象も。 時おりスピーディーな展開、テクニックとして空白を使用するなどして、全体にメリハリがあれば尚の事一気に読めるかと。 心理描写は細かく書かれているのに対し、敵に対しては『化け物』で済ませてしまう場面もありました。 重要な戦闘ならもう少し敵の情報を読者へ伝えた方が良いかもしれせん。 ですが、個人的なマイナスを差し引いても、充分に良い作品へ仕上がっていますので、評価は☆5をつけさせて頂きレビューとさせて頂きます。 続編にも期待しております。 更新頑張って下さい(^-^)/
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右川天斗