ヘリー

『ひとたび生をうけ 滅せぬ者のあるべきか』 この言葉が大好きなので、ついつい炎の中においても尚勇ましい信長公が目に浮かびます。胆力・覇気の溢れた一人の魔王の最期、しかと感じ取りました。 『それでも伝えねばならぬ それでも届けねばならぬ 君を愛したわたくしが居たと云う事を』 蜉蝣の恋文では不安に押し潰れそうになりながらも、勇気を出して伝えようとしている誠実な男性が浮かびました。 涙が出たのはきっと、この人と立場は違えど何かを伝えようとする者として、この人の意思に感動の念を抱いてしまったからでしょう。 とても夏らしく、そして切なく、勇ましく、悲しい、一夏の美を見させて頂きました。 有り難う御座いました。

この投稿に対するコメントはありません