天川 青大

不思議な純文学作品です。 この不思議さとは、現実には有り得ない物語という意味ですが、古くから伝承された日本の民話・昔話には、この手法で構成された作品が数多く存在します。 にも関わらず、この作品には、これまでに例を見ない【独創性】があります。 それは、折り紙という文化を人生観・宇宙観に展開した作者様の独自の視点です。 全体的に無駄を排した簡潔な表現にも好感が持てます。 結末の読ませどころ、聞かせどころに伝えたい事を表現する。神経の行き届いた構成です。 処女作にしては出来すぎではないでしょうか? 例えば、作中にある 《折り鶴の尻尾の先のような、つんとした綺麗な声》 この表現は独特で見事ですね。作者様の並みではない感性を窺わせます。最も印象に残りました。 他の作品も読ませて下さい。
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マジシャンさんらしく論理的に分析されたレビューを誠にありがとうございます。 本作はエブリスタで掲載するにあたって大幅なリメイクを施しました。 初期の文章は誤字脱字が酷く、とても人様に見せられるような作品ではありません。 無駄な文章、悠長な説明、余計な登場人物をバッサリ削除した結果、このような形で残りました。 全体の構成も練り直したので、処女作とは全くの別物になっております。 エブで掲載している自分の他作品は、大衆寄りの稚作ばかりです。 下書きの保存庫のようなものですので、あまり期待しないでくださいね。
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