進藤ハルヒト

(応援) ■貴金属は奥が深い  2013年8月現在、折房伝馬氏の作品中最も高い人気を得ているのがこの「むかち貴金属店の優雅な日常」である。あえてジャンルをあげるなら安楽椅子探偵に近い。安楽椅子探偵とは、事件現場に赴かずに話を聞いただけで事件を解決する探偵を扱ったものだ。この種の小説は描写能力が高くなければ成立しないもので、それだけでも作者の能力の高さが窺えるだろう。  今作に登場する探偵は普通とは一味違う面白い趣向がある。貴金属店の店長であるということだ。この探偵は、証拠物となる貴金属をつぶさに観察し答えを導きだす。貴金属のプロフェッショナルというわけだ。作中に登場する知識には舌を巻かれる。  是非御一読を。  ところで、安楽椅子探偵モノを好む方がいらっしゃいましたら、同作者の著作、「夕陽の下の安楽椅子探偵」も読む事をお勧めしたい。 /_novel_view?w=22422119
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レビュー、ありがとうございます。 貴金属に関する知識はなかったので色々と調べたのですが、そう感じていただけたのなら良かったです。 今回の作品は、イメージとしては鯨統一郎さんの九つの殺人メルヘン辺りになります。 これは九種類のアリバイトリックを扱った短編集となりますのでもしまだ読んでいなければ、アリバイトリックの勉強になるかもしれませんよ。
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折房さんのミステリー方面の知識は、にわかミステリーファンの僕からすると凄いですね。紹介してくださった本、探してみます。

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