中畑竜馬

このクリエ様の作品を継続して拝読しとりますが、本作「レインリリー」は十代の純粋な少女がアルバイト・授かり婚・浮気・離婚・シングルマザー・再婚などの道を歩みながら、次第に大人の女性へと成長する過程が描かれています。 筆者が言われるとおり、どこにでもありそうな事例が題材かもしれません。 完結とほぼ同時に読了しとったとにレビューが遅れた感もあるばってん、素直な感想ば書きます。(気に障ったら中畑警部に免じて許して下さい) 純粋な少女香奈の過ちに歯がゆさが湧くはずなのに、妙なほのぼの感を共有してしまい、説教よりも応援してやりたか衝動を覚えました。 決して文学的な恋愛小説という感じではなく、全体にエッセイ風の感覚が漂い、ほのぼ感に思わず惹き込まれスラスラ読める作風と思いました。 展開が変わる重要なシーンでの心理・行動描写が的を射て、「なるへそ」と共感したり、全編に癒しの香りが漂っている作品やなと感じました。 これは、このクリエ様が有する独特の個性ではないかと思います。 固い文学的な表現よりも柔らかい表現が、恋愛音痴のバンカラ小生に癒しを与えたのかもしれません。 また、主人公香奈を支える周囲の人物もよかですばい。成長しきれていない香奈を見守っている姿に共感を覚え、肉親・友人の「絆の有り難さ」に感じ入りました。 最後に中畑警部がどうしても一言だけ言いたかそうです。 「クリエ様のプロフ画の可愛らしさに『東京ラブストーリー』ちゅうドラマば思い出してもうて、ハートがバクンバクン高なっとったばい!」
9件・1件
団長~♪ 身に余るほどのとっても素敵なレビューありがとうございます(*≧∀≦*) 「レインリリー」は悩みに悩んで書き綴った作品だったので レビューを頂くと、もう本当に嬉しくて思わずジーンときてしまいます(笑) 日々、様々なハプニングが起こるシングルマザーの友人の話を聞いていると これだけ離婚がありふれた世の中になっても やっぱり女が母として1人で生きる道は険しいんだな、と思います。 両親や友人、ママ友との関係。 さらには偏見の目でみる職場の上司や、元旦那、ようやくできた彼氏との関係。 不安定な心に次々と降りかかる難題は 離婚を決意した時にある程度覚悟はしていても やはり、実際に体験する

/1ページ

1件