おうぎ

【まず、レビューから先にお読みになる読者様へ このレビューは本当にネタバレがありますので、お気をつけを】 こんにちは、おうぎです。 宣伝により参りました。さっそくレビューをさせていただきます。 P245まで読みました。 全体の感想としましては、話がすっきりとまとめられており、ストーリー面では読みやすい作品かと思いました。 ただ、それが逆に物語の薄っぺらさに繋がってしまっているところがありそうです。 例えば高一の時の笹木君。蒲公英は笹木君のことが好きだったはずなのに、一瞬で消えてしまったのが残念でした。もう少し引きずった方が深みが出るのでは? また、十、十一章くらいからは気にならなくなったのですが、「~する太陽」「~した蒲公英」というようなキャラ名での体言止めが多く、それが台本のような説明っぽさを感じさせてしまうのではないかと思いました。 キャラは立っていたと思います。 ヘタレ高校生なのに一人暮らしって所に、甘やかされたお坊っちゃまを疑っています(°_°) あと、水仙の愛が今の段階だと姉として好きでも成り立っちゃいそうで、とてももったいない。高一の時、こんなヘタレに姉をあげてたまるか、的な気持ちがうっすらとでも表れてると、「でもさ、笑うんだよ。太陽といるとさ……だから勿論 お前に嫉妬もしたよ」に重みとリアリティが増すかな?ただのシスコンじゃない。本気なんだって。 それと、P7で水仙の登場ですが、いきなりすぎて鍵どうしたの?とか思っちゃいました。 水仙が鍵を持っていたりするなら、 「その時(しばらくして?)ガチャリと扉が開いて、太陽は蒲公英が戻って来たのかと顔をあげたが、ガックリ項垂れる。」 といった一文が入るとすっきりするかも。 また、十七章で「蒲公英がまともに食べられていない」という話がありますが、それなら十六章で蒲公英を出したときに少し痩せた(やつれた)的な表現があるとよいかも。 ちなみに、一ヶ月で既に5kg痩せた蒲公英がさらに二ヶ月まともに食べられていないなら、消えちゃうじゃないかととても心配です。 次のコメントに続きます。
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続きです。 P231の水仙が顔も知らない婚約者に対して納得が早いので、「まさか、おじいちゃん......?」的な発言があると読者を置いてきぼりにしないかと。次のページで明かされてるんですけどね。 物語を読み進めていくうちに、 読みやすさなどが増していき、桜葉さんの成長が感じられます。 そして、完結後のさらに成長した桜葉さんが、最初の手直しをすれば、この物語はもっと素敵なものになるでしょう。 極力甘口と書かれていたのですが、桜葉さんの成長のためにも突っ込んだ方がよいと思い、いろいろ書かせていただきました。 今後とも頑張ってください。 私が見つけてメモした限りの誤字などを送らせていただきま
的確な指摘すごいためになりました。 それと、こんなにまめに見てくれて誤字の指摘もありがとうございます(泣) 成長が見えると言って頂けるなんて恐縮です。 これからも吸収できるものは吸収し更に飛躍できるよう頑張りたいです!

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