ねこ

青空の哀しさにheartbreakしたというのは、高校生が夏に自転車で旅するのに十分な理由であろう。 空がますます青くなるにつれ、僕はどんどん遠くへ走っていく。目的地も終着点もはっきりと示されないため、私はただずっと走り続ける僕を想像する。 物語の中の「学校」という単語から、何もimageが立ち現れてこない。学校に対する漠然とした不足感は誰にでもあり得るが、果たして旅の目的は学校から離れる事なのか、それとも…? 点景、空、雲、山、夏の風景は確かに馨る。 一人蕎麦打つ店主と僕との会話のぎこちなさ、或いはわざとらしさは、文令氏らしい。
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レビューありがとうございます。作者自身が惚れ惚れするような梗概です。素晴らしい。

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