爽 義弘

ジョージ=オーウェルの『1984』を連想させるような、全体主義とイデオロギー対立が世界を覆い尽くしている社会。皇国日本の命運を背負って立つ若者達のドラマ。その導入部分に立ち会えたことを嬉しく思います。特に印象的なのは『ジョージ』が言う「人間には順位などつけられないと思う」……成績ダントツ1番のジョージが言うので説得力あります。学校や国の思想と相容れなくともそう言い切った。人間は、一つ一つの桜の花と同じと。世界観が巨大なので、この作品はおそらく『ライトノベル』ではなく、近い将来『ファンタジー』の中に入れられるのではないだろうかと感じています。これからの展開が楽しみです。
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