いみ

『《殺神姫:天殲恋華》変更コードを確認』 刹那響き渡る、無機質な電子音。次の瞬間、周囲には魔力を含んだ風が巻き起こり始めた。 少年の耳に電子音が届くと、彼は突撃していた歩みを急に止め、流歌を睨み付ける。 「お前……!! こんなところでそれを使う気か!?」 少年がさも自分が正義であるように言葉を放ったため、流歌はわずかに呆れて言葉を返した。 「それ君が言えたことじゃないから。メイ、ゆー子、離れててね!」 「あ、ちょっと流歌!?」「待ちーや!危ないって!」 友人の制止も遮り、流歌は高速で地を蹴った。手には魔力製の直剣が構えられ、髪と左目は魔力兵装で濃い桃色に染まっていた。 「魔眼ってまだ使えたのかよ……!? こーなったら」 流歌の攻撃に対し、少年は瞬時に構えを取る。足を開き、両手を揃えて魔法陣を描き、黒い魔力兵装を纏った。 だが、それは流歌にとって非常に緩慢だった。かつての《国家級》ヒラ部員ですら、ノータイムで魔力兵装を纏い、中級攻撃魔法もタメ無しで放つことができた。 しかし、目の前の少年は魔力兵装にすら魔法陣を描き、今も中級攻撃魔法を放とうと準備している。 遅すぎだ。 都市破壊級魔法すらノータイムで撃ち出す化け物ばかりが犇めいたあの戦場に立った者として、 「君は倒すにも値しないね」 現実を見せ付ける必要がある。 流歌は魔力兵装を足に集中。恐るべき速度で少年へと近付くと、今度は腕に魔力を集め、彼の胸ぐらを掴み上げた。 「えっ……!? はッ!?」 その瞬間、何が起こっているのか少年には全く理解できなかった。 流歌の姿が消えたとすら、認識できなかったのだから。 何が起こったのかはわからない。が、わかることはひとつある。 自分は攻撃すらされずに、負けたのだと。 「ちょっと自信がある程度で私に勝てると思った? 君さ、少し私のこと舐めすぎだよ」 さて、 「吐いてもらおうかな? 警視庁護国課って、いったい何なの?」
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またなんか突発的に始めてる(笑) お久しぶりですー!
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みょーほさんお久しぶりー!! るーちゃん成分補給しようと思って書きましたwww 日本中の寺社仏閣を地脈で繋げて、国家制圧級術式を使う国家組織と戦おうかなって。 でもたぶんつまんなくなるから、やるなら世界選手権かなーとか、未来のアイドル活動日記かなーとか、最近スランプで御座る。
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なんか始まった(* ̄∇ ̄*)
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たぶん何も続かないっすwww 連載終わったあとのリハビリとして考えていただけるとwww

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