夏也園子

『黄色い花』を初めて読んだ時の衝撃は、忘れられません。 そして再び、この物語を読み終えた時。 鳥肌が立ちました。 改変されたという『F熱』然り、どちらの話も奥行きが深いです。 とある人間の、人生の一部分を丁寧に切り取ったような。 奥行きがあるから、一部分しか語られなくても登場人物たちの背景をどこまでも想像させられます。 その瞬間だけでなく、その人間の過去、未来をも想起させてくれる。 私は『黄色い花』の、主人公の気持ちを想うと鳥肌が立って、何だか泣けてくるのです。 私の、今も大好きな作品の一つです(*^^*)
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