まさりみか

すごい。28ページと思えないほど濃い。 面白かった! ポツンと出てきた単語の違和感、それと時折の呼称の違和感が最終的に謎を解く鍵になっていて、謎解きとしてすごくスッキリするのに、人々の心を知るとモヤモヤとやりきれない悲しさや怖さがあってなんともいえない余韻があります。 幻の中の真実は幾重にも悲しいものだったけど、最後の逆転により、幻の中ではあるけど癒しがあり、ストーカーの純愛あり……で後味の悪さはなく、寧ろホッとしてしまいました。 ただ全ての事象の根源はEX……この機械が全てを引き起こしていることをかんがえると、とてつもない怖さも感じます。 短編とは思えない読み応えでした。

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