光姫 琥太郎

絵画的で濃密な描写と徹頭徹尾作品全体を覆う『雨』のイメージが、ひとつのイレギュラーから終末へと加速する非現実的な世界観と良くマッチしてる。 まあ、その辺は流石といったところですかな。隙がない。 あと、なんといってもモズが愛らしい!愛玩動物から『女』へと変化していく様の描写も巧みに描かれています。 衝撃的なラストは…、作者の好み炸裂といった感じかな(笑) 惜しむらくは、世界観を固持するあまり肝心なキーワードのひとつである『文化祭』の扱いがちょっと弱くなってしまったところ。 あとは総じて素晴らしい仕上がりだったと思います。やっぱりスキル高いねぇ。 では、これよりエロ度診断に移ります! まず、なぜ『エロ』を主軸としたイベント(しかも主催者!)に、この作品を投じたのかが疑問(笑) 確かにそういったシーンはあるし、描写が巧いから十分に勃つ。でも、抜けない(笑) シチュエーション的なエロさに欠けたかなぁ。でも、この作品にそもそもエロは求めちゃいけない気がする。そして最初の疑問がリフレイン。 てなワケで、 『抜ける・抜けない診断』の結果は『抜けない』! 作品の完成度が、エロを超越してしまった…、ってとこかな(笑)
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