ひろちん

「マジか!?」と、何度驚かされたことでしょう。まるで幾つにも分かれた大樹の枝先が、やがて一本の太い幹に到達するかのごとく、伏線がカチリカチリと回収されていく様は読んでいて圧巻! まさにミラクル☆ “異能物? 有りがちじゃん”と思ってしまった人にこそ読んでもらいたい作品。そう、凄いのは、巧みな伏線の張りめぐらしと回収の見事さだけではなく、人物の内面描写、表と裏、それこそ、誰もが持ち合わせていそうな心の闇を、これでもか!というくらいにリアルに描いていることです☆ それなのに、物語が暗く重くなり過ぎずに読むことができたのは、作者様の人柄であったり、文章の表現力の幅広さだったりするのかと思いました。 ページを遡って読み返すことで得られる楽しみもまた、この作品の持つ不思議な魅力の1つだと思います。★5つの評価ですが、この先、★5つでは収まりきれないくらいの最高傑作が出てくるんじゃないか、そんな期待も膨らんだりしています♪ 完結、お疲れさまでした~(^^)/

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