【コメント】

運命カエル　――超時空乱波絵巻――

数日掛けてじっくりと想像(妄想？(笑))しながら読破しました。作者さんのコミックを読み、『あら？小説も書いてる？』ってなノリで読み始めましたが、これがまぁ面白い。元々コミックも少年漫画で熱いんですが、この作品はちょっと一味違って、飄々とした斜に構えた感じの主人公。でも性根にはやっぱり熱いものがある。伏線の回収や過去・現在のリンク、それらが無理なく物語に組み込まれており、『そこでそうくるのか！』と思わず唸りました。でもね、一番の魅力は登場人物が物語の中で生きていること。一人一人に個性があり、動き回る。案外作者さんの意図する所ではないところで、登場人物が勝手に動いて織り込まれたストーリーもあるんじゃないかな？と想像します(￣▽￣;) 最後に、私の場合はコミックから作者さんの作品に出会い、小説を読み始めたことで、頭の中では小説を読んでいながらコミックを読んでいるような、情景や動きを感じる、そんな感覚でした。読破しましたが、また読みに来ると思います。だって面白かったら何度でも読んじゃうでしょ？ありきたりなチート主人公に飽きた方に、是非お奨めしたい一作です。

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