光姫 琥太郎

世の風潮か、閉鎖された箱庭世界での『生き残り』『殺し合い』を生々しく描いた作品は後を絶たない。 この作品もまた、公開分まで読んだ限りではそれらと列を同じくするものと捉えることは十分に可能である。 だが、圧倒的にスケールが違う。 近未来の地球そのものが箱庭という極めてマクロな視点から描かれ、リアリティ溢れる世界情勢を背景に序盤から積み上げられていく謎の数々が読者を否応なく惹き付ける。 その積み上げられた謎の行く末に待つのは調和のハッピーエンドか、はたまた崩壊のカタルシスか。 SFを超えたSSF(サバイバル・サイエンス・フィクション)の誕生。“あの佐多さん”の異名は決して伊達ではない。 というわけで。 このレビューに☆10個以上ついたら速やかにSFカテゴリへの移籍を検討願います笑。
38件・1件
いやぁ… 「あの光姫」さんからレビュー(笑) レビューの文章のがカッコイイやんか とか思ったのはナイショ あんがとね
5件

/1ページ

1件