虹彩

恋が美しいのは、 結局は破滅をはらんでいるからなのかもしれませんね。 彼の愛したのは、女ですか? 恋に焦がれる自分自身の状況ですか? 恋が愛に変わる前の瞬間が一番綺麗なシーンでした。
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真田読んでいただきありがとうございます。若い頃の作品なんで、最近の加筆修正でどうにか読める作品ですが、やっぱいろいろ拙いところが多いです(笑)  回答が難しい質問ですね。彼は悠も元カノも愛していました。けど、喪失したものへの未練が、彼を現在への正当な評価を誤らせる原因となり、悠から元カノへと気持ちが移った。 それによって悠を失うと、今度は悠への喪失感が彼の中で大きくなる。  それで彼は、喪失感を愛していた、と更なる迷妄を抱く。で、ふと部屋にいる元カノを思い出し、彼は再び喪失してしまうことに気がつく。が、戻ったときには遅かった。 36ページで、絶望的存在と結ばれる、と書いてますが、その絶望的
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そうですよね。 好き、の理由を探ろうとすればするほど真理から遠ざかる気がします。 この年になって知ることが出来るなんて、なんだか嬉しいですね。 自分の深層心理を解明する事で、自己を導いて来たといっても過言じゃない位の分析魔。そんな私が、理屈じゃなく感情とか感傷とかという自分の気持ちの赴くままに恋に対しても向かい合えていたら、、、 やっぱり、理屈じゃない好き、は私にとっては夢物語のようです。 だから、憧れるんですよ。
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