喜美子

私達の知らない戦争 戦争故に人生を大きく変えられた人は数え切れない 家族を失い、未来を失い、希望を失ってしまう 主人公ひかるちゃん、ひかるちゃんの両親の生き方 戦地では、生きる為に非道な行為も 《目を瞑つて、良心を背けて》正当化とす。 仲間の死を我が手で助長する事さえ 戦地では当たり前の行為となる悲惨な現場 歯向かい人にも楯突く事は許されず  殺めた事実は後のトラウマに…… どんな人にも故郷に帰れば家族が待っていよう 若い兵士の故郷の家族も又、帰りを待ち侘びた家族皆の人生が狂わされていた 息を引き取りながら最後の言付けは一枚の写真を託しながら 新婚の妻に会いたい…… 月日を掛けて漸く訪ねた家では妻も家族も変わり果て…… 一関さんの妻とその家族は…… 庄助さんも同じく家族を失う  妻、妙子さんと出会った場所は…… 成長した娘、ひかるちゃんに自分達の過去を話せない両親 男子顔負けの腕力、機転の早さ 初恋の相手と、幼馴染みの彼 家族達の月日の流れを  物語がゆっくり更新される毎に一緒に体感している様です 次作(妙子編)に続く 最初の物語 ゆっくり読んでいくと  人の情が散りばめられている ページ毎にしみじみと問いかけてくる
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