詠波-UTAHA-

「空」と「世界」。 この二つの詩同士がお互いに呼応しているような感じがしました。 「空」で気づいた新鮮な驚きを、「世界」でさっそく実践しみる。気づいたときの胸がワクワクする嬉しさと、じゃあやってみよう!っていう勢いがとっても伝わってきました。パワーに溢れていますね。これぞU18、という爽やかさを感じました(^^*) こちらの二つの詩は、色使いもとても鮮やかで印象的ですね。それがいっそう、詩で描かれた感動を引き立ててくれているように思います。 そして、キラキラとまぶしいほどの世界から、一気にモノクロの世界、「闇」へと向かいます。 前の二つがとても色鮮やかだっただけに、詩の暗さが際立ちますね。強烈な光の陰には、漆黒の闇が必ず共存する。そんなエッジの効いたコントラストにも思えました。 そして、コントラストになっているのは、詩の内容も同じですね。ひらがなと漢字で、自分の内面と『君』への呼びかけを巧みに書き分けているように思いました。 本当は不安で怖い。だけど表では相手に対して強がって…。そんな揺れ動く感情を、見事に表現した作品だと思います。 揺れ動く感情と言う点では、「普通VS刺激」も同じですね。もちろん、テーマは違いますけれども。 危険なものに触れようか、やめようか、という、まるで綱渡りのような危うい心理が、素直にドバーっと流れていく感じが好きでした。飾り立てていないのがまた、いいですね。 「ばんそうこう」は、なるほどー!って思いました。体育祭のあとには、ばんそうこうが増える。いい言葉ですね。とっても清々しい気持ちになりました。 素敵な作品を5つも、ありがとうございました♪ 私は通常ですと、場合によってはひとつの詩に1000字以上の感想を書いてしまうこともしばしばです。 もしご希望がありましたら、こちらの詩集から一編のみ、サポーターエッセイにて独自深読み解釈致しますので、どうぞお気軽にご連絡くださいませ☆
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