みずのん

何と言うか…… 椿のことを哀れには思えず、「やっぱ自業自得やんフッ」って思う反面、何処までも生に(生きること)強欲で生を性で感じて、孤独死を恐れているかと思いきや、最後の巻く引きはあまりにも潔い…と言うか… 最後の最後は誰のためについた嘘なのか… そう思うと、ちと切ない気もあるし、アッパレと言いたくもある。 その点、女は腹を据えると強い!? と言って良いのか… 男があまりにも情けなくて不器用で笑ってしまう。 登場してくる女達が、そんな男達に翻弄されてもやっぱり、女が腹を据えると強い…と言うか怖い…(笑) 一番怖いのは人間の執着心。 有りすぎても無さすぎても不幸になる。 レイラの椿への異常なまでの執着心。 椿の切望する架空の家族への執着心。 両親の存在さえも疎ましい椿への無関心な執着心。 執着心の強い者への無関心な執着心。 人間の危うい心のバランスや孤独感や黒い部分が、バーンときて色濃くなるのに、そうなればなるほど、家族や人に対する愛情の大切さやそれを乞い与えることの尊さを感じるのは、 渉マジック♪なんでしょうね。 吸い込まれる世界観に、半日使って一気読みをしました(笑) 久々の一気読みに目、目が…(笑) 素敵な作品をありがとうございましたm(__)m
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みずのんさん、レビューありがとうございます^ - ^ 一気読みお疲れ様でしたm(__)m 自作の中で一番長いお話に、最後までお付き合いいただき、ありがとうございます(^-^)
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