今日の宣言通りに一本目。 これは神楽坂家の日常を淡々と描いた物語です。過度な期待はしないでください。後、画面から30cmは離れて見やがってください。 「教科書は入れたか?」  俺の言葉にランドセルを背負ったユウカは小さく頷いた。 「ハンカチは? 筆箱は? 財布は? 後、携帯も持ったか? ああ、防犯ブザーと痴漢撃退グッズもあった。あ、弁当はちゃんと入れてるよな?」 「うん。全部ちゃんとあるよ」  俺の確認の嵐に初等部の制服に身を包んだユウカが自信満々に答えた。  ああ、なんて可愛いんだろうか。何回も見てきたが制服を着たユウカは可愛すぎる。犯罪だ。犯罪的だ。ああ、いや、いつものユウカももちろん可愛いよ。可愛くない訳がない。  さすが俺のスウィートマイエンジェルユウカたんだよ。何を着ても似合いすぎて困るな。いや、むしろこの世の服の全てはユウカに着られるためにあるのかもしれない。  うん。これだけ愛らしいユウカが登下校中に変質者に襲われない訳がない。これはキチンと見守らないといけないな。 「いいか。ユウカ、知らない人に声をかけられたらすぐに逃げるんだぞ」 「うん。分かった」 「よーし、そんじゃあ、行ってらっしゃい」 「行ってきます」  ちょっとだけ笑ってユウカが出ていく。ああ、なんて可愛いんだろうか。 「さて、ユノア。悪いんだが、今日は先に学校に行ってもらっていいか? ちょっと私用で遅れそうなんでな」 「……ん、出来るだけ、早く……」 「分かってるよ。お前も気をつけて登校しろよ」  敬礼をして家を出ていくユノア。変質者に出会わなければいいのだが……。  さて、準備を始めるとしよう。  双眼鏡よーし。帽子もよーし。マスクは……あった、あった。一応念のためあの仮面も持っていこう。  よし。これで準備は整った。ユウカの見守りを始めようか。  後半へ続く。
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桜トリックのOPを聴きながら書いているのと作者さんにレベルを上げていいという許可をいただいたので、過激にアンビリカルでオネストでファンタスティックな描写があるかもしれませんが、気にせずに。 「行って来るね。先に夕飯食べていて」 「ああ。おっと、アレを忘れているぞ」 「えっ?」 ズキュウウウウン 「そうだったね。じゃあ私からも」 ズキュウウウウウウン 「ネーナの方が長かった! 不満だ」 ズキュウウウウウウウン 「今度はシェリアの方が長いよ!」 ズキュウウウウウウウン 「これで一緒だよね?」 「あ、ああ。気をつけてな」 「もちろん! 可愛いネーナさんが誰かに襲
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あたし完璧!

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