塩酸

レビューさせて頂きます。 先ずは導入の部分。世界の色々な方々が消えて行くシーンですね。最初にこういったイベントを取り入れる事で読者を引き込むのは大変重要なテクニックですが、個人的には「在り来たり」な印象を受けました。端的に言えば捻りが無いですね。他の作品とは違うオリジナリティを作り出せば良いかと。 ……まあ、私自身もそこは苦労している部分なんですけどね← 閑話休題。主人公のキャラですが、薄いです。お人好しと言うのは伝わります。ですが元サッカー部という設定。人が消える前の事が殆ど書かれていない中でこの設定は疑問を生むだけかと。ヒロインは可愛いですが、過去を述べるのが速い。1ヶ月もヒッキーなら気絶ぐらいはしてもおかしくは無いですしね。 そして自己紹介のタイミングが三人同時で流石に混乱します。せめて二人までですかね。 全体的な世界観を申し上げれば個人的には嫌いでは無いのですが、もっと具体的なモノにした方が良いでしょう。 事件が起こる前の表現が近未来の都市というだけ、というのが残念です。近未来とは一体どういう物でしょうか。敢えて読者にイメージでもさせているのでしょうか。文章力については問題無いと思うので、そういった細かい部分にも気を配るべきかと。 取り敢えずは以上です。序盤までしか読んでいないので、また今度。 相互の方、宜しくお願いしますね。

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