Satori

美森さんこんばんは。 ……泣いた、ほんとに。 泣きを誘発するフレーズなんて見当たらないし、清清しさまで感じる話なのに、何故だろう。 切なくて、優しくて、言葉のひとつひとつが心に染み入る。 『大切なものを失うのが怖い。そう思っていたら何が大切なのかわからなくなった』 悟のこの言葉に共感する人は多いのではないだろうか。大切だと思うものを失う事で傷つくのが嫌ならば、全てを大切だと思わないようにすればいい。 その結果、彼は自分でもわからない心のどこかに『隙間』が出来てしまった。 『本当に大切なものは失えない』 何にも縛られることの無い少女ソラ。悟からの数々の贈り物は、ソラにとってどれも愛おしいものであったはず。その全てを残していきながらレコード一枚だけを持ち去るという言葉と裏腹のその行動は、自分の言葉にさえも縛られないソラの奔放さと同時にどこか、心の闇のようなものを感じさせる。 悟の心を癒しながら、ソラもまた悟に癒されて。 それでもお互いの傷が癒える頃、また彼女は自由になる。悟に残るのは、心の空白ではなく愛情であってほしいと願う。 もう少し大人になってもし二人がもう一度どこかで出会えたなら、二人はこの愛おしい日々をどう振り返るのだろうか。 それとも振り返らずに、何事も無かったかのようにまた一緒の時間を過ごすのだろうか。 記憶を胸に刻みながら振り返らないで進み続ける少女ソラに自分に重ねて読ませていただきました。素敵な作品をありがとう!
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Satoriさん、まずはいつも背中を押してくれてありがとう。 あなたがいなければ、この小説を書くことはなかったし、あなたがいなければ、私はもうここにはいなかったかもしれません。 感謝してもしきれないほど、感謝しています^_^ どうか旅を楽しんできてください。 そして話を聞かせてください。 更新もしてくださいw 待ってます*\(^o^)/*
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