白峰知紗

【行く川の流れは絶えずして元の水に在らず…】 何故か、読み終わりに口づさんでしまいました。 変わらない毎日なんて無いはずなのに。自分も人の心も、季節も景色も静かに変わるのに。 慌ただしく過ぎて行く毎日と殺伐とした生活の中に突然現れたオアシス。都合よく簡単に永遠を望んでしまう主人公の気持ちは痛いほど共感してしいました。 沢山のプレゼントの中に敢えて靴が無かった事は、計算し尽くす大人のズルさ。 貰った物を全て置いて出て行ってしまえるのは、無欲の潔さ。 大切なモノは形があるとは限らず、自分の中に刻まれた空気や匂いや感覚や記憶であると教えられます。 唯一彼女と一緒に姿を消したレコード。 ソラは、実在したのかー 何の為に現れて、消えたのかー 読み返す度に、深く深く自分自身のアイディンティティーを問う作品でした。
4件・2件
ちいさちゃん、「空を拾う」にレビューをありがとうございました。 朝早くから読んでくれただけでも感激だったのに、素敵なレビューまで。 本当に嬉しいです。 おとぎ話のようなふわりとした話ですが、色々と感じ取ってくださっていて、このお話を書いて良かったと心から思いました。 (公開にはちょっと勇気もいったので(笑)) 本当にありがとうございました^_^
1件
この作品に深く想いを込めてるんだと感じたの。ズレてたら、スマン。 みもりんの想いは、優しくて深くて温かいから。背中を押してあげられるし、傷をも癒してあげれると思うよ? やっぱり、さすが!みもりんだなと思いながら読んだよ^_^
1件

/1ページ

1件