岡田朔

読み終わってじわりと目に涙が浮かびました。 悲しい話でもなく幸せとも言い難い。 感情を酷く揺さぶられるような劇的なシーンがあるわけでもない。 何故か始め分からなくて少しの戸惑いを覚え、それから少し時間差があって心に何か特別なものが広がるのを感じました。 『大切なものを失うのが怖い。そう思っていたら何が大切なのかわからなくなった』 この言葉を引き金に、私は静かに淡々と描かれる空間の中にいつの間にか滑り込んでいて、主人公と共に最後にソラから残されたものを感じたのだと思います。 このお話は決して忘れる事が出来ない私の心の中の宝物がしまわれている秘密の部屋に、出ていくことのない心を揺さぶられる小説として、大切な一枚の写真や絵…そういった特別なものと一緒に並んでいます。 沢山の人の心にこのお話が届きますように。
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朔ちゃん、あらためまして素敵なレビューをありがとうございました^_^ いつも、少しでも読んで下さる皆さんの心に残るお話を書くことができればなあと思っています。 これ以上にないくらい嬉しいお言葉をありがとうございました(*^^*)
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