藤村 最

 ありがちともとれますが、空想世界を実体験するのは、誰しもが願った事のある事。  幼い頃の夢を再度みさせてくれるような作品だと感じました。  また、軽快な文章は読み易く、飽きを感じず、一気に読めました。  主人公の思考にない言い回しや熟語が時々入ってくる事も、物語全体を軽くさせ過ぎず、お伽噺話の印象を打ち消しているようで、個人的には読み易いと感じられました。  他のレビューで話題となっていた点は、表紙文で訂正中との事でしたので、別の気になった点を・・・・・・。  物語全体のバランスが悪いように感じます。  過度に安定した文は先に進みたいという気持ちを失わせます。  数ページ毎に読者の意表をつくような出来事を含ませてあげると、説明が多くなってもバランスは保たれるように感じました。  そうでないと、話が展開した際に、急展開についていけなくなってしまうかもしれません。  また、未来設定や膨大な世界観が活かしきれていないようにも思います。  一度執筆停止した作品を再度書き始めたとの事は同じ物書きとして凄いと私は思います。  心より今後の執筆を応援しております!
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 レビューありがとうございます。  描写や説明が元々多い文調と申しますか、むしろ性格だったため、多いという指摘にかなり頭を悩ませていたので、何か出来事を入れてはどうかとのアドバイスは大変参考になります。  設定が生かしきれていないのは、ノンプロットで、その日に書くストーリーをその日に考えているため、収集がつかなくなってるからでしょうね……  3000ページ過ぎても終わる気がしません。  応援励みに何とか頑張ります。

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