美森 萠

最初のページからもう、佐和さんが紡ぐ温かく優しく、だけど、そこはかとない悲しみが漂う世界に入り込んでしまいました。 クリスマスに、女の子は飼い猫キャルのためのリボンを欲しがり、キャルは女の子のささやかな望みを叶えるために人間に姿を変え、父親は女の子の新たな決意を喜ぶ。 みな、自分のためではなく、大切な誰かの幸せを願う。その心の豊かさにも大変感銘を受けました。 キャルとの旅によって、新しい世界を知った女の子は、さらに強い気持ちを持って周りを慈しみ生きていくのだろうと思います。 レビューが遅くなり、申し訳ございません。イベントへのご参加、心より感謝いたします。ありがとうございました。
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