かず

読み終わって残るのは。 服部の無骨な優しさと、舞い散る桜吹雪の中の多恵の淡い立ち姿。 そして未来への希望と決意。 勿論、ハラハラドキドキのミステリー・オカルト要素はあるのですが、 ブレない大人の服部を芯にして、ファンタジーを絡めた形で語られる、周囲の人間の成長物語だと感じました。 多恵の心が救われるラストシーン、美しいです❤ モノクロの象徴的なイラストが、文章の淡い桜の色を一層引き立てているみたいで。 最初は、オカルトチックなおどろおどろしいイラストだと思っていたんですが、 だから尚更ラストシーンに色が見えました。 ただ、服部の口からしゃらっと「妖精」のセリフは、私の主観的偏見ですが違和感あり!(笑) 服部は最後まで無骨でいてほしいよ~(笑) あ、服部も多恵との出会いで変わった、ってことなのか? スミマセン、まとまりなしですが、レビューを書かずにおれなかったのは事実です。 化け物の描写や化け物との闘いの場面でも、グロさやエグさを感じさせない。 淡々としながらも地に足のついた文章は、 エッセイでの言葉選びのセンスとはまた別の、オーソドックスとも言えるもの。 でも決して重苦しくない。 正直、想像以上の小説でした。 イラストもですが、小説もぜひ、次作を! 楽しみにお待ちしております。
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かずさん、スターもレビューも、どうもありがとうっ!! しかもあんなに紳士…じゃなくて真摯な内容いただけるとは、感激ダブルです。 かずさん、エッセイやらコメ返意外はいつも真面目な感想下さいますもんね。 やー、かずさんの仰る通り。 あのセリフのあたり、自分でも「こんなにコッパズかしいのは何故だ?」と思ってたんですが、およそ彼が言いそうもないセリフだからですね。 これは修正対象だ。 かずさんが「無骨」って言ってくれてホッとしました。 まさにそうしたかったんですが、言動だけでそれが伝わってるかチョイ不安だったので、読み取ってくれててヒャッホー♪と思いました。 色彩うんぬんの話は、興味深い! 意
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多恵の気持ちが救われるラストは嬉しかった。変えたくない。 化け物ではなく妖精だというイメージも変えたくない。 だからもし私が書くなら、ですが。 その時だけ一平に多恵が見えて、 「あ、桜の神様みたいな女の子がいる」て言わせて、 服部が「俺もそう見える」て言うとか。 桜をからめたいと思う。 私の中の妄想的意見です。気にしないで下さい。 素敵な読後感をいただきました。ありがとうございます♪
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