女郎花

 主人公を通して、リアルの人間模様とネット間での人間模様が平行して進んでいくストーリーなのですが、読者を混乱させることなく、すんなり読ませてくれます。その構成がスマートなだけでなく、内容的にも、人間関係、感情の実に泥臭い部分が、不思議な無機質感を伴って美的に文章化されており、思わず見入ってしまいます。それは決して綺麗ごとで程よく美化したのではなく、汚い部分さえも、著者様独特の表現で美的に綴られていて、とても魅力的に感じました。  人の体温や重さを感じさせるストーリー、現在3話までシリーズ連載途中ですが、脇でちょこっと感想をつぶやかせていただきました。  この先、ネットとリアルの人間模様が入り交じるのでしょうか?⚠ネタバレ注意⚠ですね。お邪魔しました、ラストまでじっくり拝読させてください。
5件

この投稿に対するコメントはありません