神山 流衣

<星影>からグッと心を掴まれました。特に最後の、 僕が星になった夜に あなたは泣いてくれるのかな? そこからもし僕が見えたら 笑顔でいて欲しい 最後まで 恋人を慕う優しさが自然と伝わります。 ただ泣いてくれるかな?と期待しているのに笑顔でいてほしいと、少し違和感を感じます。 『泣くかもしれないけれど』の方がしっくりくるかもしれませんね。しかし自分の解釈が間違えているかもしれません。これはお気になさらず。 僕が海部さんの詩のフレーズで心を奪われたのは、<アダムとイヴ>のフレーズで『僕らの為に』です。自分だったら『君の為に』としてしまうでしょうね。凄く勉強になりました。 更新部分まで読ませていただいた中で、一番作品として好きなのは<月夜>です。センテンスのバランス、物語の尺、喩え方全てがクオリティが高いです。雰囲気が良く出ていて入り込みやすく、切なくなりました。丁寧に解説まであって本当に楽しめました。 概要に書かれている通りバリエーションに富んだ詩集で、ストレートな言葉選びがどの作品にしてもメッセージが読者に容易に伝わると思います。 時折辛辣なテーマが題材になっており、ロック魂を感じました。自分がそういった音楽が好きな影響もありますが。 レイアウトもきちんと考えてあると推測します。だから文章が読みやすい。 ここまでが良い点です。 悪い作品も具体的にあげてくださいと仰っていましたが、この詩集全体的に惜しいのです。比喩や隠喩が抑えられていますが、同じような言葉が並べられていて、尚且つ作品一つ一つが長く感じます。 せっかく読みやすくてメッセージや魂が込められているのに読むのに飽きてしまうんです。 そこが弱点のように感じてなりません。 この詩集はじっくり読んでしっかり意味をとらえる必要がありますね。 辛口レビューで申し訳ありませんが、少しでも創作のお役に立てたならと思います。 読ませていただきありがとうございます(*^^*)
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レビューありがとうございます! 今後の参考にさせていただきます!

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