杉宮海翔

人を呪わば穴二つ......はたしてこれはそんな生易しいものだろうか?狂気と憎悪に彩られ、その歪んだ執着からカルマの追想曲は始まる。 いつしか呪いと化してしまった男は、最も残酷で用意周到な復讐鬼の所業を成していく。それは罪の無い者さえ巻き込み、悲劇の環は止まる事無く円転する。 級友が次々に惨殺されているというのに、恐怖もせず男遊びに勤しむ穢れきった者は......その時後悔するのだろうか。 業は流転する。女は自らの業にすら気付けずコドクに喰われて死ぬのだろうか。

この投稿に対するコメントはありません