晩白柚

こんばんは。二周目です イベントの方から参らせていただきました 気になった点と、感想を述べていきますね まず、気になった点を(読みながら書いています) p2 ダメージ  これなのですが、この作品は日本語(和語・漢語表現)で統一されている作品かと思います。なので、このフレーズだけが、作品から浮いてしまっているなあと感じました  (序盤の雰囲気が妖怪が登場するような作品の印象があったためです。p7以降、ロープやトランクといった外来語が登場するので、そこまで気にすることではなかったかもしれません)  とりあえず、現在公開されているp20まで読んだところ、カタカナ語はこの『あい禅堂』(漢字変換がうまくいきませんでした)の持つ特有の雰囲気とは、一線を引かれたような存在に使われているのかな、と思います  てんで大したことのない一読者として感じたのは、『あい禅堂』に関しての表現は、和語漢語を中心に、『あい禅堂』とは異種の存在である――いわゆる現実世界を感じさせるものに関しては、カタカナ語を多用するようにすると、『あい禅堂』の特殊さ・異様さがくっきり描写されるのではないのかな、と思いました では、感想の方を(こちらは全部読んでから書いています)  入りがうまいと思います。『あい禅堂』って何だろう。この人は、いったい何なのだろう。そういったことをうまく思わせてくるいい入りだと思います  表現も素敵で、私としては「背筋に寒気が降りてきた」という表現が気に入っています。なんでかはよくわからないのですが(苦笑)  描写も的確で、そこがどんなところで、いったい何があるのかがよくわかります。三人称表現が非常にうまくいっている作品だと思いました  さて、ここまで率直に書いてきたので、もう一つ書かせてください  雨里さんが『あい禅堂』で働き始めるまでの過程が、急展開過ぎるなあと思いました。それまでが滑らかに動いていたのに、急にその展開になった途端に駆け足になったような印象があります。もっと、感情の移り変わりを描写してほしいなあと感じました  おそらく、この展開は性急に行う必要があるのだとは思いますが、必要不可欠な展開はできうる限り滑らかに進行させた方がいいのかな、と思います(という自分はできていないのですが)  長くなりましたが、これにて…… PS 雨ってつく名前、私好きです(笑)

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