杉宮海翔

想い、愛。そういった類いのものは本当に不思議ですね。時に常識では起こり得ない奇跡さえ産み出しそうになる。 その手は何を想い、頬に触れたのだろうか。もしかしたら泣いていたのかも知れない。いやもしかすれば微笑んでいたのかも知れない。 いずれにせよ、この怪異は温かい。人肌を通わせた、手という何かを伝える常套手段を取り入れる事で「ホラーなのに“感動”を手渡された」気持ちにさせられる。 読まされました。とても魅力的な作品です。
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