百物語の作品はまだ読まないでいようと思っていたのですが、つるしゃんのナデナデに釣られて、ついつい読みました。 最後まで読むと怖くはありませんでしたが、大学生になった主人公のところに再び手が現れるく

切ないけれど、素敵なお話でした。 いつでも見守ってくれていた「手」。 手に込められた愛情は、姿見えるモノと同じモノ。 怖がる我が子には、最後の愛情を持って離れていく姿。 二度と現れなくなってし

怖いけどこわくない、やさしい世界 手はもう現れなくても、どこかで見守ってくれているのでしょうね。

切ない… 可愛い我が子、触れて抱いて育てて… そんな当たり前のことができなかったら？ その想いは確かにこの世に残ってしまうかもしれませんね。 それでもやはり、この世にいてはならないモノなのでしょう

偏見で見た物事と、真意は異なる。 主人公が真意に気がつけたことで温かい気持ちになりました。 後悔は悲しいものですが、最後のページは前向きな気持ちに思えて好きです。素敵な作品です！

想い、愛。そういった類いのものは本当に不思議ですね。時に常識では起こり得ない奇跡さえ産み出しそうになる。 その手は何を想い、頬に触れたのだろうか。もしかしたら泣いていたのかも知れない。いやもしかすれ

普通って何だろうって思いますね。普通は暗闇になっても手は出てこない。普通は暗闇は怖いものだ。 そんな普通に流されて、自分も普通になった事で無くしてしまったモノは大きいです。 顔が見えたなら、言葉が

少し怖くて、やさしくて、とても切ない怪談。 守るでも救うでもなく、ただ黙ってそっとそばに寄り添う「手」。 暗闇が訪れたときだけ、ひかえめに見守るように。 そんな「手」と同じようにこの作品の文章も、

恐怖というよりは、どことなくもの悲しい物語。 親子の愛情がぽつりと綴られ、じわっと心に染みる作品として読めました。 ありがとうございました(･∀･)

人はただ 他者が固めた「事実」を 信じ込みては 「真実」逃す。 大勢の人の意見が、 「真実」と思ってしまうのは… 自分の「否定」「拒絶」を「怖れる」から…。 それによって自分の「真実」を見