常田花揺

ファンタジーというジャンルは、マジ、化けもんだと思った。 書き始めたときは、頭数十ページは世界の説明で終わるぞと思い、言葉が流れ出して止まらず、言葉に埋もれ、言葉が足らんとうなされ、人物描写とのバランスが分からず、キャラが世界の一部になって動かし方がぎこちなくなり、どこまで我を出させていいものか悩み、がっちり固めた世界観を壊すわけにもいかず、このままではいつまでたっても面白いことが書けないのではと肩を落とす始末。 しかし、ある時、道がひらけた。 キャラクターの個性と、世界観の両立はできるのだ、と。 世界観とストーリーを別もんとして共存させれば良かったのです。ストーリー性の問題だったのです。 キャラがストーリーを作るのではなく、ストーリーがキャラを動かす発想だったのです。 皆さん、本当にありがとう!

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