杉宮海翔

会話文だけで繰り広げられる惨劇。 残された憐れな子ヤギは一体何を思い、そして取り返しのつかない過ちは、引き返せない悲劇を生み出す憎悪へと変わり、その矛先を罪の無い者へと向けてしまう。 語る男の心情は憤怒か、激情か、はたまた無や別の何かなのか。 この書き方は想像を掻き立てる分、巧く書かないと読者を置いてけぼりにしやすいものですが......それを見事に書き上げた作者様には脱帽です。
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