神田 翔太

キャバクラが舞台の夜の世界のお話、とってもおもしろかったです。 冴えない大学生、カオリが夜の世界に入り込んで、一生懸命に接客し、ナンバー1を目指す物語。 お酒を飲みに出掛けることが好きな僕は、とても楽しく読ませてもらいました。 キョウコちゃんとサエさんとユキノちゃんの売り上げ対決、おもしろかったですね。 それぞれ接客の仕方も営業の仕方も違う三人が、本気でナンバー1を取りにいこうとする姿は、読んでいて、とても楽しかったです。 あとやっぱり、『嬢王たちのその後』が、読んでいておもしろかったです。 サエさんもユキノちゃんもマナミちゃんも、きっとその後、こうなるんだろうなぁと思いながら、読みました。 そして最後にキョウコちゃんのその後。 最初に読んだときは、キョウコちゃんらしくないと思いました。 キョウコちゃんは、どこにいても楽しくて、明るい女の子だと思っていたので……。 でも、読み終わったあと少し考えて、あんにゃさんが物語の最後で伝えたかったことは、ナンバー1キャバ嬢、キョウコと普通の会社員、カオルのギャップだったように思えます。 キョウコは、夜の世界でナンバー1になれたのに、カオリは最後まで、自分に自信が持てない女の子だった。 キョウコは誰からも愛されるのに、本当に認めてもらいたい素のままのカオリは、周りから必要とはされていなかった。 倉田さんのメールがもう少し早く届いていたら、カオリは、思いとどまることができたのでしょうか? カオリは最後、どんな気持ちだったのかな? 誰かが彼女を救うことはできなかったのだろうかと思うと、悲しいです。 カオリちゃん、きっと幸せになれたと思うのになぁ……。 完結おめでとうございます。 長い間、楽しむことができました。
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スター&レビューありがとうございます。 3人の勝負を面白かったと言っていただき嬉しいです。 展開的に同じような流れになっていないか?単純な構成になってないか?と気にしながら書いていたので本当に嬉しいです。 そしてあの結末を書いて、書いた自分が凹み。 完結させて、へこみながら今日一日を過ごしていましたら 「やっぱり違う結末も書きたい!」 と思うようになり、アナザーエンドを書くことにしました。 嬢王の仮面アナザーエンド/_novel_view?w=23217114 向かうエンドは違います
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