年越し煎餅

人間が大好きな嗜好品の一つである『差別』 サッカーのワールドカップの期間中である中、様々な地域の人々が一ヶ所へ集まると必ず起こるものは『人種差別』。 差別をする側に多いのは欧州の人々と私が思ってしまうのは先入観かもしれない。 先入観であって欲しいとも考えてはいるが、やはり目に付いてしまう『人種差別』。 誰もが『差別は良くないもの』と思っているだろうが、何故か『差別をしてしまっている』と私は考えている。 『差別』とは、仏教用語で読み方が『しゃべつ』であり、『空』の理論の一端を現す用語で、『違う物に見えるが本質は同じ物』を意味している。 しかし現在の日本の社会では、全く逆な意味であるのにも関わらず、『差別』をする。 ボーカロイド、略してボカロと言われる物がある一部では人気がある。 レディーガガやBUMP OF CHICKENなどが最近ではコラボを行い話題にもなった。 問、貴方はボカロについて、どう思いますか? この質問を私の周りで数十人の人へ行った。 結果は賛否両論で、『関心がある』と言う者とは逆の意見で『関心がない』と言う答えではなく嫌悪感を示す者がいるのに驚く。 嫌悪感の理由を聞けば、『人の声を真似て気持ちが悪い』『ヲタクが嫌い』『ヲタク文化に抵抗感がある』などの意見が多かった。 歴史は繰り返す。とよく言われる言葉で、実際にボカロのような文化も今世紀が初めてではない。 今から約400年前の江戸時代初期にもボカロのように人間を真似た文化があった。 それは人形浄瑠璃である。 人形浄瑠璃は、舞台上で行われる劇を人間ではなく人形が行う者。 この劇の作者が近松門左衛門と言えば、少しは知っている人も居るはずである。 では、この人形浄瑠璃はどのように感じるだろうか? 多くの回答は『関心がない』であった。 ボカロには『嫌悪感』があるのに対して、人形浄瑠璃には『関心がない』である。 この差は何だろう。 これこそ『差別』である。 ある種の正体が知れぬ者や奇異に思える者に対して人は『差別』を行う。 恐らく欧米の人々が、特にアジア人に対して『差別』を行うのも同じ理由だ。 『差別』を無くすことは、先入観で嫌悪感を覚える世界を知ること。 それはとても難しいことではあるが、頭で理解しているような現状では、『差別』を根絶することは難しいだろう。 何故なら『差別』は麻薬のようなものであるからだ。
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久々にin出来て、一番目につく所に煎餅さんコラムがありました♪ お久しぶりです(^^)♪ 差別は、仏教用語から派生して、 そういう使われ方になったのですね~( ̄▽ ̄;) 元来、仏教用語である差別は、差別的な使い方じゃなかった(^^; そういえば、同じ人物を評して、 正反対の評価を時には聞く事が有りますが、 同じ人物に対する好印象かどうかの主観が、 大きいですねf(^^; そんな事を思い浮かべました(^^)
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スターをありがとうございます♪ 主観……これは本当に面白い切り口ですね♪ このテーマに人類が数千年も取り組んで、何度も明解な答えを出してきました。 が、人間は知恵の断絶があったのか、同じ問題をグルグルと悩みつづけて繰り返してしまいます。 『差別』についても明解な答えを提唱した2500年前のインド人も未だカースト制度から抜けれないのは、何かの悪い冗談にしか思えません(笑) ぴろさんは一読して気付いたかもしれませんが、これは『色即是空、空即是色』です。 そして、この回答は、1000年前に日本で書かれた『十住心論』の覚心不生心です。 少し江戸時代文化を調べてまして……暇潰しに書いてみま
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