藤田 初夏

読み終わった後、無性にクラシックのピアノ曲が聴きたくなる作品です。 作品のテンポは緩やかで、作品中に独特の空間と時間が存在しています。 主人公と『彼』の関わりも過去・今現在と分かりやすく、登場人物の心情もとても共感しやすかったです。 登場人物もみんな個性があって、それが活かされていました。 気が付けばどっぷり作品の世界に浸って読み込んでしまい、『アンサンブル』へと読み進めたくなります。 読後にジワジワと胸に迫る何かがあります。 とてもステキな作品です。
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