9×9=81

最短ミステリーでしたね。 でも、オチもしっかりしているから、色の濃さも長編には劣りません。 身に起きた不幸からの唐突な幸福、そして直行する絶望へ。でも、それは夢でも現実でも「まなざし」を受けている限りは覆せることができる。 ヒロインはいろんなまなざしによってみられていましたね。「下心」「警戒」「心配」などなど、自分が送るのではなく、他人から浴びまくる。 という点でまなざしという推理小説は、短くとも生えているのだと思います。 濃密な設定拡張やどんでん返し、伏線だらけの捜査などできずに、わかりやすさを重視したかと思いますが、何よりもテーマに沿っていることが一番のどんでん返しだと思います。あと、流れが自然で綺麗に流れていました。
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丁寧なレビューをありがとうございます。 タイトルは悩みました。 本当に下手なので。 「まなざし」は、両親のまなざし、刑事のまなざし(ドラマ?)はもちろんですが、他にも犯人の視線や、主人公の視点など、いろいろな意味が掛けられていいかなと付けました。 伏線やどんでん返しは文字数が厳しかったので無理でした。 説明不足で読者を混乱させては台無しなので、分かりやすさを重視しました。

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