9×9=81

サイコホラーに呟ける、ビューティフルな耽美物語。 全てが醜聞で絡み合う複雑恋愛の物語。 瑞々しい血肉のスジ、納豆の糸、交差する恋愛、粘り気のある擬音。 何よりも「美」を奏でていたのは、眼球という水晶。 自分だけを見てくれる立った一つの天然宝石。 それだけに愛を感じて、愛おしいあまりに狂うその姿に、恐れ多くも美しさを感じてしまいました。 全ては一つの「糸」で繋がっている。 永遠に切ることのできない運命の赤い糸。 その色に染めるのは、はたして何なのだろう。 結論は一つ、真実の愛……の副産物。 恐ろしくも、生々しい醜聞からのサイコホラーが描く「美」は、タイトル通り水晶のように透き通って、罪深いほど美しいお話でした。
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グナココスナさん☆閲覧頂いただけでも嬉しいのにレビューまで頂き有り難うございます! し、しかも凄く凄く勿体無いお言葉ばかりに 恐縮してしまいます(笑) このような胸に沁みる評価を頂けて励みになりました! 本当に有り難うございます!

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