9×9=81

初めて見る『富豪と貧民』というテーマ。 貧民からの大逆転劇には、バトルのように熱い展開と手に汗握る臨場感に惚れました。 少年が手にした本当のカードは、紙ではなく無垢と無欲の勝利だったのかもしれませんね。聖書にもあるように、人は貧しくなって全てを捨てた時に、初めて「愛」を得ると言われています。その愛とは、もしかしたら勝利の女神からの愛なのかもしれませんね。 一方でレイラは貧しくなっても、誇りを捨てきれなかったがために、見捨てられたという、真とにわかの違いもはっきりしているように見えました。 『富豪と貧民』 その意味は、「心が貧しい人」と「心が富豪に満ちた人」との戦いだったと思います。ひとえに、心の豊かさは、捨てた誇りと比例してる気がしますね。
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素敵なレビューありがとうございます。 たったの5,000文字。10P。こんな短いショートストーリーなのにここまで広げて読んでもらえるなんて。 無垢と無欲。勝利の女神。ギャンブラーが必要とするものを既に持ってるのかもですね。 真実を捉えるグナココナさんの眼。凄いです。 ありがとうございました。

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