たすう存在

ようやく、光姫琥太郎の本気が見れた、 そんな気がします。 「シカバネオルガナイザ」には、これまでの作品にはない灰汁のようなものがあり、それは灰汁であると同時に力強さになっているように感じました。 これまでの作品はもちろんどれもこれも素晴らしい作品であり、僕などがどうこう言わなくてもたくさんの有識者の方から絶賛されてきていますし、ここはそれらを批評する場でもありません。 ですが、一つだけ述べさせていただきますと、作者さまはエンタメの才能に秀で過ぎているばかりに、どうしても読者主導での作品作りになる傾向にあったのではないでしょうか。 それはもちろん大きな魅力であり、余人にはおいそれとマネできない技術なのですが、あくまで個人的な好みを申しますと、上にあげたような灰汁、言い換えれば「我」がどかんと腰を据えている作品にこそ僕は惹きつけられます。 「シカバネオルガナイザ」はエンタメ、バラエティの精神は残したままでありつつ、手法、あるいは題材に、作者のわがままな拘りを感じました。 或いは40ページというひと括りを設けていることが、その拘りを薄めないでいる働きをしているのかも知れません。 もしかすると万人受けする作品ではなくなるかも知れませんが、僕は声を大にして言いたいです、 「シカバネオルガナイザ」こそ、現時点で光姫琥太郎の最高傑作である、と。 あと、コレはあくまでも個人的な要望ですが、現在はエブリスタでの連載ですが、いずれは連作短編の形をなしてこのミス大賞あたりに応募していただきたい作品だと思いました。 以上、某サークルにての鬼畜縛りレビューに対してのささやかな仕返しでした。 んでも、マジで期待してる。
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灰汁、「我」…すごく言い得て妙! 内容がなんて的確なレビューだろうって思った。
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おーぅ、ナイス仕返しレビュー!← こういう捉え方をしてもらえてると思うと凄くうれしいなぁ。 確かに今までの作品は薄め過ぎてた部分があって。水割りとかソーダ割りみたいな感覚。でも、飲み慣れてきたならせっかくだからロックで飲んでよっていうね。今回はそういうスタンスで。 でも、これでもまだ薄めてるんだけどねぇ。削ってる部分もかなり多くて。本当はまだまだ濃くてキ、ツイやつが書きたいとは密かに思ってるかな。ただ、やっぱり独りよがりなモノにはしたくないからなんだかんだで薄めていくんだろうけども。 今回もそうだけど、僕はいつも起点から物語をビルドアップしていくのではなくて、絶対このページ数じゃ収ま
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バカシネは流石に口にする勇気はない……(゚o゚;
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シネバカってよんだわたしは(;´д`)

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