鮎川 未夢

天川さんの短編すべてに感じるのは、メッセージが随所に含まれていて。 本作品、約束の中にも大いに感じられるのです。 歴史やスピリチュアル的な事に、深く興味はなかったのですが、 小道具使いや脇役の演出効果で、 知らぬ間にグイグイと感動のラストシーンへと誘われたような。 不意に一陣の風がふき、桜の枝が揺れ、その後の感動のラストシーン。 そして現実に戻されるシーンでも、草木の震える演出は、映画のシーンみたいで流石だなあと感動しました。 何事も行き当たりばったりに起こったりはしないし、偶然はないのかもしれない。 そんなスピリチュアルを作品の中で感じました。 お互いの再会を約束して、この世に生まれることもあるのかも? 表紙の梅は、時の海を越えて、そっと見守っているようです。
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好意的なレビューを、ありがとうございます。m(__)m 仰る通りです。 分けても伝えたかったメッセージとは 「人を変えるのは感動だ」 ということです。 よくぞ言い当ててくれました。 筆者は、光圀公の生き方に感動しました。妻を大切にする態度にもです。斉昭公の生き方も同様です。 登場人物の共通項は、【愛妻家】です。 最も身近に居て支えてくれる妻に対して、労りと感謝を忘れない。 出来そうで出来ない事です。 だからこそ人は、この、ありふれた行為に感動するのだと思います。 このレビューは筆者の意(こころ)を言い当ててくれました。 ありがとうございました。m(__)m
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