【コメント】

幾何とマンドラゴラ

酒とギャンブルに溺れた、老科学者・・・。これだけでも、何となくイメージは広がっていきますが、負けっぱなしの彼の傍でバカ勝ちしている少女・・・この二人の出会いが、あんなに笑えるなんて・・・流石です。『ネオ幾何学』の提唱者の『老科学者』・・・そして『オイラー、クンマー・・・志村・谷山予想』を正確に理解した天才少女・・・。ベタと言えばベタ、でも流石は作者様、この出会いこそが、ラストへの伏線になっているとは・・・。キャラクターも、生き生きとして、身近に感じます。『ピーター・セラーズ』を思わせる『老科学者』、デビュー時の『ソフィー・マルソー』を思わせるような『天才少女』、この二人のやり取りは、『マイ・フェア・レディ』や『ローマの休日』を思わせる・・・品のいいコメディーの様に心地よいのです。特に、二人のキメ台詞（？）は、明日から使ってみたくなる程に・・・。しっかりとした設定に、暗躍する『ＣＩＡ』、『シシリアン・マフィア』に『ピュタゴラス教団』・・・そして『伝説のマンドラゴラ』・・・。この配分がまさにネ申！『老教授』の欠けた理論に、『天才少女』のインスピレーションが加わった時、『ネオ幾何学』理論がなぜ、狙われるのかが明らかになるという、二重三重に貼られた伏線の回収はまさしくお見事！ラストは、作者様のブレないテーマなのでしょうね・・・。しっかりとした構成の締めに相応しい結末だったと思います。素敵な作品を有難うございました。ＰＳ：個人的には、よちよち歩く『マンドラゴラ』がツボです。（★）セカンド・ランナーへ・・・次の①か②のどちらかまたは、①＋②のレヴューをお願いします。 ①　全て『ＧＡＬ語』でのレヴュー ②　『金色夜叉』のあの名セリフが、『ネオ幾何学』の欠落した理論を埋めるキーとなる事についての感想。宜しくです！朔さん、読みましたよ～♪ あの、魔女の鍋の様なレヴューからこんなに感動できる作品が生まれるとは・・・。今だから言います・・・私なりに自分が書いたら・・・？と思っていろいろ考えてみましたが、この作品ほどのクオリティーは、なかったです。ユキちゃんのイラストがますます暖かく見えるラスト・・・作中のどんでん返し・・・。お見事です！素敵な作品を有難うございました。鬼畜レヴュアーその１、遼さんより。

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岡田朔 2014/8/18 2:48

遼さん追加の本物レビューありがとうございました。魔女鍋だと私も初め思ったんです。うーん、これは一体どうしたものかと。でも、書きはじめて色々と調べていくうちに遼さんのレビューがもの凄く考えられているものだと言う事に気づいて、ああこれは遼さん自分で一作書けるんだろうなって、遼さんのレビューの重みに感服しました。キーワード一つ一つがとても意味のあるもので、下調べの時間をもっと取らなかったことをちょっと悔みました。レビューの内容全ては回収は出来ていませんが、遼さんの出してくれた世界観を元に岡田朔というフィルターを通して、映像化してみたような感覚でした。あのレビューを元に作品を書かせて

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新田　遼（瑞峰） 2014/8/18 8:32

朔さん、おはようございます。こちらこそ、そう言って頂けると恐縮しちゃいます。しかし、多すぎる制約と、見えない世界感の中で、『岡田　朔』というフィルターは、あの３本のレヴューの中から、ほんの小さな粒ほどの原石を見つけ出して、素晴らしい宝石に磨き上げて下さいました。レヴュアーの一人として感謝です。朔さんの作品は、関わった私達にとっても、素敵で大切な宝物です。改めてお疲れ様でした。そして、有難うございます。遼さんより。

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