【コメント】

ボーカロイドお雪

二人の歌姫の喜怒哀楽を堪能させてもらいました。（≧∇≦）著者、菊池川さんの作風は底が知れないです。コミカルなものも、ドキュメント的なものも、卓抜な表現力と描写力でどんなジャンルも手掛けてしまう。この作品は声を失った音楽好きの女の子の絶望と諦めの日々からはじまります。その少女は特別仕様のボーカロイドに出会うことで、音楽を楽しむことや、恋をしたりと生きていく喜びを取り戻していきます。特別なボーカロイドお雪の謎や、青年の秘密などの伏線は勿論面白く、また全てが明らかになったあとの主人公の心情の変化と決意に感動せずにはいられない、そんな作品です。コミカライズの漫画と原作の小説、どちらも素晴らしいです。お勧めの作品です。(^^) 欲をいえば、両作をセットした紙の書籍版が出て欲しいなぁと思います。

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