これファンタジーなの?と思ったので星一つ差し引いてしまったが、 久しぶりに読破した葉蔵作品は相変わらず綿密な描写が魅力だし、 女として取り返しの付かない程傷付けられる、 かなり酷い状況でも淡々としている。 と言っても助かった終盤は割と感情豊かになっているのは、 それだけショックだったんだろな。 穴兄弟化した看守達の名(迷)言の数々や、 家来の間で分かれる性癖など脇役も魅力的であった。

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